怖さの理由、解釈
小学生の頃、鳥山明「ドラゴンボール」のフリーザ編が怖かった。孫悟空にとって、フリーザは初対面だった。フリーザについてベジータやピッコロが教えてくれる情報も、断片的なものだった。そんな中で、恐れを感じながらも逃げずに戦う悟空。長期化するバトルシーン、いったいいつまで続くのだろうかと思っていた。
当時、私が週刊少年ジャンプを読む場所と、アニメ版「ドラゴンボール」を見る場所は、主に居間だった。居間は家族の口論が起きやすい場所であり、建てられてから数十年経っていた木造住宅だった。家族の喧嘩と、地震などの災害の怖さが常につきまとう場所だった。
漫画などで怖さを感じさせられた時は、そう感じた時にいた場所が、滞在を続けるには不安のある場所である、と解釈するべきである。